第60章 一家そろって猫をかぶってる

電話を切ると、南雲玲奈はまず香澄を学校へ送っていった。

そのあと親友に電話をかけ、誕生日の予定を変更する件を簡単に伝える。

理由を聞いた親友はまったく気にしていない様子で、むしろ前のめりだった。

「じゃあホテルでやろう。私も一緒に行くから。あの横尾ってやつが、何企んでるのか見てやる!!」

南雲玲奈は小さくうなずいた。

夕方、二人で香澄を迎えに行く。

今日も平野優真が香澄の小さな手を引き、校舎から連れて出てきた。

香澄はどうやら上機嫌で、ふわっと甘い笑みを浮かべている。しかも腕の中には、包装のきれいなプレゼントが山ほど。

南雲玲奈は目を丸くした。

「どうしてそんなにいっぱい?...

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